平成30年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ベレクパラ小学校校舎建設計画」

令和元年5月3日
既存の校舎
第一学年が学習する青年会館
被供与団体名 開発研究及び支援センター
供与限度額 70 557   米ドル   / 7, 902,384   円
案件概要 ンゼレコレ州ヨムー県ボウェ郡ベレクパラ町のベレクパラ小学校は、1965年に開校され、2000年にNGOプランによって校舎1棟3教室が再建されました。教室数の不足のため生徒の受け入れを制限しており、現在1棟3教室を第1・3・6学年の合計172名の児童が利用しています。その他の児童は6km離れたボウェ町まで通わざるを得ず、通学の負担が大きいため、最終学年に上がる際に男児の30%、女児の40%が退学しており,義務教育の修了が困難な状況となっています。さらにベレクパラ町には水道や井戸の設備が存在しないため、住民は近隣の川から水を汲んでおり、児童が下痢やコレラなどを発症する危険性が常にあります。
 
本案件では、同校における学習・衛生環境向上のため、校舎1棟(計3教室・倉庫・教職員室)・トイレ2棟(計5基)の建設,井戸1基の建設、机やイス等の学習機材の供与を行います。

署名式の実施

2019214日、在ギニア日本国大使公邸において、堀田裕子参事官とニャンコイ・ポラ・ルア・開発の支援と研究センター事務局長との間で贈与契約が署名されました。

引渡式の実施

2020年1月29日、ヨムー県ボウェ郡ベレクパラ町において引渡式が実施され、松原駐ギニア日本大使のほか、ンゼレコレ州知事、被供与団体であるNGO「開発研究及び支援センター」長等が出席しました。

校舎1棟(計3教室・倉庫・教職員室)・トイレ2棟(計5基),井戸1基の建設,机やイス等の学習機材の供与により,全ての学年の授業が開講できるようになり,毎朝6キロの道のりを歩かず,360人の児童が勉強できるようになります。