平成30年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ケレドゥ小学校校舎建設計画」

令和元年5月3日
被供与団体名 家庭の幸福のための行動
供与限度額 69 402   米ドル   /  7, 773,024   円
案件概要 ファラナ州キシドゥグ市ケレドゥ地区のケレドゥ小学校は、2011年に開校されましたが、教室数の不足のため生徒の受け入れを制限しており、現在1棟3教室を第2・3・5学年の合計197名の児童が利用しています。入学を拒否された第4・6学年に相当する生徒は4km離れたキシドゥグ市中心まで通わざるを得ず、約半数の児童が途中で通学をやめてしまう状況にあります。学校側は就学率を下げないために、学校敷地内にある掘立小屋を第1学年の授業に使っていますが、壁もなく雨風を凌ぐこともできない掘立小屋の学習環境は非常に悪く、児童の学習意欲を削いでいます。
 
本案件では、同校における学習・衛生環境向上のため、校舎1棟(3教室・校長室・倉庫)・トイレ(3基)の建設,机やイス等の学習機材の供与を行います。

署名式の実施

2019214日、在ギニア日本国大使公邸において、堀田裕子参事官とコヴォギ・シバ・家庭の幸福のための行動事務局長との間で贈与契約が署名されました。

引渡式の実施

2020年1月27日,ファラナ州キシドゥグ市ケレドゥ地区において引渡式が実施され,松原駐ギニア日本大使のほか,キシドゥグ市長,キシドゥグ県教育局長,被供与団体であるNGO「家庭の幸福のための行動」事務局長等が出席しました。

校舎1棟(3教室・校長室・倉庫)・トイレ(3基)の建設,机やイス等の学習機材の供与により,全ての学年の授業が開講できるようになり,現在受け入れ不可能な児童が通学できるようになることが期待されます。また,同校の生徒に安全で衛生的な教育環境を提供することが期待されます。