令和元年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「バアラ中学校建設計画」

令和2年7月4日
被供与団体名
ギニア経済開発協会
供与限度額 90 867 米ドル   / 9,995,370  円
地域  ンゼレコレ州ヨムー県ディエケ郡バアラ村
案件概要 校舎1棟(計4教室・倉庫)及び教職員室1棟(4部屋),トイレ8基,井戸1基の建設,机やイス等の資機材の整備、保護者会・学友会(APEAE)への井戸管理研修
社会的背景・
ニーズ
現在バアラ村にある2つの小学校には,計713人の児童が在籍しているものの,バアラ村及びその近隣村には公立・私立の中学校が存在しないため,小学校を卒業する児童(毎年約50人)のその後の教育機会が著しく制限されています。郡中心部には公立中学校1校があるものの,同村からの距離は8kmと遠隔に位置しています。郡中心部に下宿して同中学校に通う児童もいますが,親の経済的負担や下宿先との関係悪化を理由に中退する者も少なくありません。特に女子の中退率は8割に達しています。バアラ村近隣6村からも毎年約50名が小学校を卒業していますが,前述同様の理由により小学校卒業後の教育機会が著しく制限されています。したがって,バアラ村及び近隣6村に公立・私立中学校が存在しないため,バアラ村に中学校を建設することにより,バアラ村のみならず,近隣村の児童も勉強を続けられるようになります。また,井戸を建設することで毎日遠くまで水を汲みに行く必要がなくなります。
裨益効果 小学校課程修了児童(バアラ村及び近隣6村の計約100名)が,安全で衛生的な教育環境の下で中学校教育を享受します。教職員12人が,安全で衛生的な教授環境を享受します。

署名式の実施

        署名後握手する松原英夫駐ギニア大使とウオウオ・アレン・コリエ ギニア経済開発協会事務局長
         集合写真
2019年11月27日、在ギニア日本国大使公邸において、松原英夫駐ギニア大使とウオウオ・アレン・コリエ ギニア経済開発協会事務局長との間で贈与契約が署名されました。
 

起工式の実施

    起工式で礎石を据える松原英夫駐ギニア大使
     起工式会場の様子
2020年1月28日、ヨムー県ディエケ郡バアラ村においてンゼレコレ州知事及び同州教育長他同席のもと、「バアラ中学校建設計画」の起工式が実施されました。