令和元年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「マンクンタン中学校建替計画」

令和2年7月4日
被供与団体名 コナクリ・ロータリークラブ
供与限度額 90 352 米ドル   / 9,938,720  円
地域 ボケ州ボファ県マンクンタン市
案件概要 校舎1棟(計5教室)の建て替え及び職員室1棟(校長室1部屋と職員室1部屋の計2部屋)の建設
社会的背景・
ニーズ
 本計画の対象は,開校以来改修されておらず,老朽化による損傷で崩壊しているA棟(4教室と職員室(計5部屋))です。現在,廊下部分には屋根があるものの,教室部分は天井・屋根の痛みが激しく崩落しており,屋根がありません。随所に亀裂や床板の陥没劣化,壁やドアの塗装剥離,建物の一部崩落も確認でき,使われないまま放置された教室は荒れ果て,廃墟状態となっています。衛生状態も非常に悪く,建物の劣化によって悪臭が生じ,雨天時には常に水が流れています。現在,生徒はB棟とC棟で授業を受けているものの,教室に入りきらなかった生徒は授業を受けることができていません。また,ボケ州政府の予算の目処がつかないため,壊れた机や椅子などの機材はA棟の廊下に放置され,職員室も随所に亀裂が入り教室同様倒壊の危険性があります。このため,新校舎を建設することにより,現在教室に入りきれず学校に通えていない生徒の通学が可能になります。また今後も生徒の増加が予想されており,現在の校舎・教室数では不十分であるため,A棟と職員室の建て替えを行う要望があります。
裨益効果 中学校生徒(約670人)が,安全かつ衛生的な教育環境の下で中学校教育を享受します。教師14人が,安全かつ衛生的な教授環境を享受します。

署名式の実施

        署名後握手する松原英夫駐ギニア大使とアーネード・ウエト コナクリ・ロータリークラブ会長
         集合写真
2020年2月25日、在ギニア日本国大使公邸において、松原英夫駐ギニア大使とアーネード・ウエト コナクリ・ロータリークラブ会長との間で贈与契約が署名されました。
 

引渡式の実施

マンクンタン写真1
マンクンタン写真2
2021年3月4日、ボファ県マンクンタン市にて引渡式が実施され、松原大使、バルデ・コナクリ・ロータリークラブ会長、地元出身のキュルティス投資・官民連携担当大臣他が出席しました。