無償資金協力「国道三号線スンバ橋架け替え計画」引渡式典

令和5年6月7日
スンバ橋と通行車両
スンバ橋標識
テープカット
 6月7日、無償資金協力「国道三号線スンバ橋架け替え計画」(14億1,400万円)に関する引渡式がドゥブレカ県コリアにて実施され、加藤大使、グム暫定政権首相、プリスム計画・国際協力大臣、バリーインフラ・公共事業大臣、ディアロ郵便・電気通信・デジタル経済大臣、バリー農業・畜産大臣他が出席しました。

スンバ橋は、首都コナクリ市から同国北部、さらには隣国のセネガルやギニアビサウに通じる国道三号線上の重要な橋梁で、西アフリカ諸国経済共同体域内(ECOWAS)の国際回廊の一部ともなっています。旧橋は架設後50年以上が経過し、劣化・損傷が著しく、耐荷力不足によって落橋の危険性がありました。また、一車線通行のため通過待ち車両による渋滞が発生し、加えて歩道もないことから歩行者への交通事故も懸念されていました。新たに架設された橋はこれらの課題に対応したもので、物流量の増加によってギニア及び西アフリカ地域経済の活性化が見込まれます。また建設にあたっては日本人技術者より架設技術や維持管理の手法、5Sカイゼン等ノウハウの移転も行われました。

日本は2017年にも国道一号線橋梁(カアカ橋)改修を完工しており、ギニアの経済インフラの整備及び西アフリカ域内の連結性向上を継続して支援しています。