無償資金協力「国道二号線ファラナ橋架け替え計画」起工式(10月22日)
令和7年10月24日
10月22日、ファラナ州ファラナ県にて、無償資金協力「国道二号線ファラナ橋架け替え計画」の起工式が開催されました。本式典には、加藤大使、クルマ暫定国民議会(CNT)議長、バ首相、ナベ計画・国際協力大臣、カマラインフラ・公共事業大臣、カマノ政府事務局長大臣他が出席しました。
この協力は、首都コナクリと森林ギニア地方を結ぶ国道二号線上のファラナ市において、アフリカ第三の河川であるニジェール川に架かる老朽化した一車線橋梁を二車線橋梁へ架け替えることにより、落橋を防ぎ交通の安全性を確保するとともに、国道二号線の輸送サービスの改善を図り、もってギニアの経済インフラ整備に寄与するものです。日本は2017年に国道一号線橋梁(カアカ橋)、2023年には国道三号線橋梁(スンバ橋)の架け替えを完工しており、今後もギニアの経済インフラの整備及び西アフリカ域内の連結性向上を継続して支援していきます。
加藤大使はスピーチにおいて、「高品質なインフラ整備は日本の協力の重要な柱の1つ。本プロジェクトでは、ギニア人スタッフを雇用し、日本の革新的な建設方法についてOJTを実施する予定。これにより、労働力の技能向上とエンジニアの育成を図る。生涯にわたる人材育成は、個人と国の発展に不可欠であり、高品質な橋と訓練された人材は、ギニアの開発戦略推進の良い基盤となる。日本は今後もギニアの努力を支援していく」と述べました。