無償資金協力「食糧援助（WFP連携）」 タレンサ小学校学校給食の視察（12月1日）

　12月1日、加藤大使は、学校給食協力の一環として、世界食糧計画（WFP）当地代表、初等・中等・識字教育省官房長と共に、カムサール郡タレンサ小学校を訪問しました。
 
　この学校では、WFPと日本の2023年度食糧援助（KR）を通じた支援により給食が提供されており、163人の生徒（男子102人、女子61人）がこのプログラムの恩恵を受けています。学校給食プログラムは、子どもたちの食事を保証するだけでなく、特に女児の就学率向上にも貢献しています。
 
　加藤大使は、教育は国際協力において最も重要な分野の一つであり、ギニアの発展の鍵であると述べ、子どもたちが安心して学校に通い、学業に集中できる環境を整える学校給食支援の重要性を強調しました。また、将来的に学校給食が現地産品を活用して自立し、持続可能なものになることへの期待を表明しました。
 
　この支援が、この日本の学校給食にも倣った取り組みが、我が国が世界で率先して提唱している「人間の安全保障」に資するものであり、これによってギニアをはじめとする諸国の児童の学校学習環境と健康が改善することは、途上国における対日理解を増進し我が国の将来的な国際社会における立場を強化することに繋がります。
 
　日本は、子どもたちの未来のために、WFPと緊密に連携しながら、引き続きギニアを支援していきます。